ロンドジャンブアンレールは、ジャンプの中で脚を回す美しい動きです。
レッスンでは他の動きと組み合わさって出てくることが多く、単体で詳しく習う機会は意外と少ないテクニックでもあります。
今回は、そのロンドジャンブアンレールを基礎から丁寧に解説した動画をご紹介します。
ロンドジャンブアンレールとは?
ロンドジャンブアンレールは、フランス語で以下の意味になります。
ロン(Rond)=回す
ジャンブ(Jambe)=脚
アンレール(En l’air)=空中で
つまり、
👉 **「空中で脚を回すジャンプ」**という意味になります。
脚の高さは90度?45度?
ロンドジャンブアンレールは、基本的に脚の高さは90度で行われます。
ただし、大人からバレエを始めた方の場合は…
股関節への負担を軽減するため
安定してきれいに回すため
✅ 45度の高さでもOK!
動き自体は90度でも45度でも同じなので、無理のない高さで行いましょう。
実は「回っていないように見えて回っている」動き
一見「ただ曲げ伸ばししているだけ」に見えますが、
実際には…
膝下が楕円を描くように回っている
つま先で空中に円を描くイメージ
がとても重要です。
アンデダンとアンディオールの違い
ロンドジャンブアンレールには、2種類の回し方があります。
▶ アンデダン(内回し)
つま先が前 → 内 → 外へ動く
内側に回る動き
▶ アンディオール(外回し)
つま先が外 → 前 → 内へ動く
外側に回る動き
✅ 膝より上(太もも)は動かさず、回すのはあくまで膝下のみ!
アンデダンとアンディオールの見分け方
どちらが来るかは、パッセの位置で判断できます。
✅ パッセが「前」→ アンディオール
✅ パッセが「後ろ」→ アンデダン
これはほぼ100%の確率なので、
👉 先生の振り説明時に“どこにパッセが入っているか”を必ずチェックしましょう!
シングル・ダブル・トリプルの違い
ロンドジャンブアンレールは、回数によって呼び方が変わります。
シングル:1回転
ダブル:2回転
トリプル:3回転
アンデダン・アンディオールのどちらにも
✅ シングル
✅ ダブル
✅ トリプル
のパターンがあります。
お家でできるエクササイズ
動画内では、バーを使った練習も紹介されています。
シングル練習
5番ポジションからスタート
パッセ → ロンドジャンブアンレール → 5番に戻す
左右とも4回ずつ
ダブル練習
両手バーで安定させる
脚を近くで2回回す
こちらも左右4回ずつ
✅ 90度がきつい場合は45度でOK!
まとめ
ロンドジャンブアンレールをきれいに見せるポイントは、
✅ 脚の高さは無理せず45度でもOK
✅ 太ももを回さず膝下だけを使う
✅ アンデダンとアンディオールを正しく理解する
✅ 回数(シングル・ダブル)を意識する