生理とバレエのレッスンが重なって不安になったり、レッスンを休もうかと悩んだ経験はありませんか? そんな時でも、生理とうまく付き合っていく方法を知っていれば、心配なし!バレエので役立つ対処法をご紹介します!
生理の悩みを解決!
レッスンの時におすすめの生理用品は?
まず、生理用品の代表的なものには、ナプキンと、タンポンがありますが、ずばりオススメなのは、タンポンです!「タンポンはやったことが無くて不安」という方も多いと思いますが、慣れてしまえば、とても快適で、ナプキンより漏れやズレの心配が少ないです!
レッスンの直前にセットして、レッスンが終わったら早めに外すことで、若い方でも膣への負担も少なくて済みます。(タンポンを使用するときは、手を清潔にしてから正しい方法で使用しましょう!)
最近は、タンポンの形も様々あります。オススメなのは、膣に入れやすいケース付きで、先端がコンパクトなものです。持つ部分もあるので、指が汚れにくく、タンポン初心者の方でも安心です。タンポンの使い方は、ユニ・チャーム「タンポンNavi」で詳しく書かれています
タンポンをしていれば100%漏れないというものではありません。薄手のナプキンや、織物シートを付けるのを忘れずに!
タンポン使用時の最大の注意ポイントは、タンポンの紐!!紐がレオタードからはみ出していると、とても目立ちます。ですので、タンポンの紐は、おしりに挟むのがベストだと思います。タンポンを付けたら、紐を真っ直ぐ後ろに持ってきて、おしりの割れ目の部分に隠しておきましょう!
生理痛が辛くて踊れない時の対処法
生理痛が辛くて踊れないという方には、2つの対処法があります。1つは、レッスンを思い切って休む!という事です。痛みで集中できない時に、無理してレッスンをするのは、ケガにつながり、危険です。 生理痛がひどい場合は、”体からの休めのサイン”かもしれませんよね。 休めるときは休んで、次のレッスンからまた集中して頑張ればいいのです。
動くだけが上達への道ではありません。家で、バレエの動画を観たり、イメージトレーニングをしたり、レッスンの見学をするのもとても勉強になります!先生に相談して、無理をしなくて済む方法を見つけてほしいと思います。
2つ目は痛み止めを飲んで、痛みを和らげる方法です。市販薬でも大丈夫ですが、不安な場合は婦人科や、女医さんがいる内科などで処方してもらうと安心です。どうしても休めないレッスンや、発表会と生理が重なってしまうかもしれませんので、事前の準備をしておきましょう。
痛み止めと併用して、冬場はカイロで腰を温めたり、いつもより早めにスタジオに入ってストレッチを念入りにおこなうといいと思います。生理の時は、気持ちも不安定になりやすいので、好きな音楽を聴いてリラックスしたり、集中しやすい環境を自分で作るのも必要な事です。
痛みには個人差もありますので、生理の時の自分の体を、よく観察する必要があります。 あまりにも生理痛が強かったり、出血量が多い場合は、恥ずかしがらずに婦人科に行くことをお勧めします!病院の先生はプロですので、あなたの体に合った対処法を一緒にさがしてくれるはずです。
生理中のパ・ド・ドゥのレッスン対処法!
生理だからといって、レッスンスケジュールを簡単には変えられません。生理中でも快適にパ・ド・ドゥの練習ができる、生理の時の対処法をご紹介します。
先ほどもご紹介した通り、生理用品はタンポンがおすすめです。 パ・ド・ドゥの時は特に、ナプキンは避けたほうがいいです。理由は、リフト!
パ・ド・ドゥ でリフトをして、降りるときにレオタードが引っ張られたり、男性の肩に乗った瞬間にナプキンだとズレたりします。
他にも、ナプキンのガサガサという音も気になります。リフトの際男性の顔の近くを通ることがよくありますので、お互い音がしたりで、気まずくならないために、タンポンがおすすめです!
あとは、生理中でも大丈夫!女の子の日をサポートするバレエウエアでもご紹介した通り、長めのユニタードや、オーバータイツ、オーバーパンツを着用するといいでしょう。 男性と組む時のマナーですので、 もしもズレたりしても大丈夫なようにしておきましょう。
体重を増やしたくない!生理は来ない方がイイの?
生理が来ると、体がむくんだり、だるかったり、煩わしいことも多いので、生理なんか来ない方がイイ!と思っている方もいるかもしれません。しかし、生理はあなたの人生に無くてはならないとても大切なものなのです。
将来、子どもを産む時ももちろんですが、踊りを成熟したものにするのに、とても重要になってきます。バレエは、テクニックがあって体が細ければいいというものではありません。それを通り過ぎて、表現し、芸術にする必要があるからです。生理を経験して、女性らしい体つきになることも、思春期に様々な経験をすることも、全て踊りに活かせる日が来ます。
生理がきて、体のバランスが崩れて苦しいかもしれません。しかし、そこを乗り越える過程を、ぜひ楽しんで、自分の貯えにしていってほしいと思います。