バレエのレッスンで
「振り付けが覚えられない…」
「足の順番がぐちゃぐちゃになる…」
そんな悩みを感じたことはありませんか?
実は、バレエの動きには**共通した“覚えやすい法則”**があります。
この法則を知っているだけで、レッスンの理解度と上達スピードは大きく変わります。
今回は、**バーレッスンの動きがスッと頭に入る「4つの覚え方のヒント」**を分かりやすく解説します。
バレエの動きは「順番」を理解すると覚えやすくなる
バレエの振り付けは、闇雲に作られているわけではありません。
多くの場合、一定の法則に沿って構成されています。
動きの方向
足の順番
音楽のカウント
この3つをセットで考えることで、振り付けは驚くほど理解しやすくなります。
覚え方①「アンクロワ(前・横・後ろ・横)」
最初に覚えてほしい重要ワードが
**「アンクロワ」**です。
これは以下の順番で足を出す動きです。
前
横
後ろ
横
この4方向セットは、バーレッスンの中で非常に多く登場します。
この言葉を知っているだけで、
「今は前だから、次は横だな」
と先が予測できるようになるのが大きなメリットです。
覚え方②「前 → 後ろ → 横」のセット構成
よく使われるもう一つの基本法則が、
前に出す
後ろに出す
横に出す
という3方向の流れです。
一見ランダムに見える動きも、
実はこの順番で組み立てられていることがとても多いのが特徴です。
この流れを知っておくと、
「前の次は後ろ、その次は横」
と自然に記憶がつながるようになります。
覚え方③「前 → 後ろ → 横 → 前」のループ構成
さらによく出てくるのが、以下の流れです。
前
後ろ
横
もう一度 前
この動きは、
右足 → 左足
左足 → 右足
というように、左右を入れ替えながら繰り返す構成になっています。
このパターンに気づくと、
「同じ動きを足を替えてやっているだけなんだ」
と理解できて、一気に覚えやすくなります。
覚え方④「前・横・後ろ+プラスα」
この構成も非常によく使われます。
前で同じ動きを繰り返す
横で同じ動きを繰り返す
後ろで同じ動きを繰り返す
最後にまったく違う動きを1つ追加
この「最後のプラスα」は
音楽が16カウント構成になっていることが多いのが理由です。
前:4カウント
横:4カウント
後ろ:4カウント
残り4カウント:別の動き
という仕組みで振り付けが作られていることがよくあります。
振り付けは「先生ごとのクセ」もある
振り付けの構成には、先生ごとのクセがかなり出ます。
例えば、
前・横・後ろを必ず繰り返す先生
プラスαを必ず入れる先生
左右対称で組む先生
など、その先生ならではのパターンがあります。
普段から動画やレッスンをよく観察していると、
「この先生は、こういう流れが好きなんだな」
と振り付けの予測までできるようになります。
まとめ|覚え方を知るだけでバレエはもっと楽しくなる
バレエの動きは、
センスだけで覚えるものではない
気合いだけで暗記するものでもない
「仕組み」と「法則」を知ることで、誰でも覚えやすくなるものです。
今回紹介した4つのポイントを意識するだけで、
動きが整理できる
レッスンに余裕が出る
間違えにくくなる
踊るのが楽しくなる
という嬉しい変化が生まれます。