バレエのジャンプ技の中でも「難しそう…」と感じやすいアントルシャ・カトル。
ですが、正しい意味・動き・ポイント・練習法を理解すれば、初心者の方でもしっかり跳べるようになります。
この記事では、
✅ 動きの仕組み
✅ 失敗しやすいポイント
✅ 上達のための練習方法
を分かりやすく解説していきます。
アントルシャ・カトルとは?
アントルシャ・カトルとは、ジャンプしながら足を素早く4回入れ替える動きです。
言葉の意味
アントルシャ:編む・絡ませる
カトル:数字の「4」
つまり、
👉 足を編むように、4回素早く交差させるジャンプがアントルシャ・カトルです。
アントルシャ・カトルの基本の動き
スタート:5番ポジション
ジャンプ中
足を後ろ → 前へ素早く入れ替える
着地:再び5番ポジション
ジャンプ中に
「開く → 入れ替える → 戻す → 着地」
という4つの動作が入るのが特徴です。
女性は「低めジャンプ」でOK
よくある誤解ですが、
✅ 高く跳ばなくてもOK
✅ 素早く足を入れ替えられれば成立
女性の場合は、
「後ろに入れ替えて、前で降りる」
これができれば十分きれいに見えます。
アントルシャ・カトルが跳べるようになる3つのポイント
ポイント① 足を後ろに入れたら、あとは下りるだけ
細かく「開く・閉じる」を考えすぎるとジャンプ力が落ちます。
後ろに入れる
あとは自然に下りる
たったこれだけの意識で跳びやすくなります。
ポイント② 関節をしっかり伸ばしてホールド
ジャンプ中に
足首
膝
股関節
この3つをしっかり伸ばすことが重要です。
✅ NG例
足がプラプラする
つま先が定まらない
→ 着地が不安定になり、捻挫の原因になります。
✅ OK
太ももからつま先まで一直線にホールド
「強い脚」を作る意識が大切です。
ポイント③ プリエは「膝」ではなく「足裏」
プリエで大切なのは、
膝を曲げる意識 → ❌
足裏で床を踏む意識 → ⭕
足裏にしっかり力をためて
👉 床を押して跳ぶイメージ
にすると、連続ジャンプも楽になります。
アントルシャ・カトルが上達するおすすめ練習方法
練習① 6番ポジションでまっすぐジャンプ
まずは違う動きを入れず、真っ直ぐ跳ぶ力を身につけます。
ポイント
頭からつま先まで一直線
つま先は真下に向ける
お腹と背中をしっかり固定
これができないとアントルシャは跳べません。
練習② ジャンプなしで足の入れ替え練習
ジャンプをせず、
プリエ
後ろ → 前
後ろ → 前
と、足の入れ替えだけを素早く行います。
意識するポイント
つま先だけで動かさない
太ももから脚全体で動かす
これで、実際のジャンプでもスムーズに足が動くようになります。
まとめ|アントルシャ・カトルは「仕組み」を知れば必ず跳べる
アントルシャ・カトルは「4回の足の入れ替え」
高く跳ばなくてもOK
意識すべきは
✅ 後ろに入れたら下りるだけ
✅ 関節はしっかりホールド
✅ プリエは足裏で踏む基礎ジャンプ&入れ替え練習が最短上達ルート
正しく練習すれば、必ず「できるジャンプ」になります。
ぜひ、今日から取り入れてみてください。