バレエの上達に欠かせないのが、足の「指」の正しい使い方です。
普段はシューズの中に隠れてしまう足の指ですが、実はバランス・安定感・美しいラインのすべてに大きく関係しています。
この記事では、
✅ 正しい指の使い方
✅ 間違いやすいクセ
✅ 自宅でできる練習法
を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
バレエシューズを脱いで練習する重要性
普段レッスンではシューズを履いているため、
指が曲がっていても気づきにくい
力がどこに入っているかわかりづらい
という問題があります。
そのため、自宅では裸足で練習することがとても大切です。
裸足練習のメリット
指の動きが目で確認できる
間違った力の入り方に気づける
バランス感覚が向上する
ルルヴェでの正しい指の使い方
ルルヴェ(つま先立ち)では、指の使い方が安定感を大きく左右します。
正しいポイント
指の第一関節を折らない
指の腹で床をつかむ
第二関節までしっかり伸ばす
NGな使い方
指先だけが折れている
爪先に体重を乗せすぎている
床を「点」で支えてしまっている
正しく使えると、グラついても指で立て直せるようになります。
後ろ足・前に出す足の指の意識
後ろ足の指
指を反らせない
床をしっかりと「捉える」
指を長く伸ばして支える
前に出す足の指
かかと → 土踏まず → 指先までしっかり伸ばす
指が途中で曲がらないよう注意
ストレッチを最大限にかける
これだけで、足のラインが一気に美しくなります。
プリエ〜ルルヴェの指の使い方
プリエからルルヴェに上がるときは、
指の腹で床を押し続けることが最大のポイントです。
意識するポイント
指を長く伸ばすイメージ
第一関節が折れないようにする
バランスは「足裏と指」で取る
タンジュでの指の正しい使い方
タンジュは、指の使い方が最もよく表れる動きです。
タンジュの基本ルール
脚を出す時も、戻す時も
指は常に伸びたまま
曲がるのは「付け根のみ」
速いタンジュの場合
最後まで足裏を床に残す
最後の最後でアーチを完成させる
ドスンと落ちないよう注意
フレックスの正しい動かし方
フレックスでは、かかとから動かす順番がとても重要です。
正しい動きの順番
かかとを前に押し出す
足裏を持ち上げる
最後に第一関節が折れる
この順番を守ることで、無理のない美しいフレックスになります。
指を強化する自宅トレーニング
動画内で紹介されている練習は、指の力を総合的に鍛える内容です。
主な練習内容
両足ルルヴェでのバランス保持
指だけを曲げて体を支える
ロールアップからのバランス
横へのタンジュ
フレックスと伸ばしの反復
練習のポイント
ゆっくり丁寧に行う
指の腹で床を押す意識を忘れない
ぐらついても「指」で調整する
まとめ|指の使い方がバレエ上達の近道!
バレエではつい、
脚の高さ
ジャンプ
回転
に意識がいきがちですが、**すべての土台は「指」**です。
今日から意識したいポイント
指の第一関節を折らない
指の腹で床をとらえる
裸足での練習を取り入れる
この小さな意識の積み重ねが、
✅ バランスの安定
✅ 美しいライン
✅ ケガ予防
につながっていきます。